シリコンバレーに来て1週間で感じたこと

 初めまして、現在日本からシリコンバレーの大学に留学中のたつきです。こっちにきてからまだたったの1週間ではありますが、行きの飛行機で、経由地のシアトルからサンノゼへの便がキャンセルされて1日足止めされることをはじめ、正直濃密な時間でした。今日はこちらに来て約1週間で感じたことについて以前から個人的に経験したことも交えながら記していきたいと思います。

 

  1. 英語を話すときに発音なんて関係ない
  2. 夏だけど湿度が低くて快適
  3. 外国人と仲良くなるためには宗教についての勉強が必須!?
  4. 海外でキャッシュ(現金)は必要ない
  5. サッカーは国境を超えて人と人をつなげる

1.英語を話すときに発音なんて関係ない

 こちらに来てとても思うのが、外国人は発音よりも意見、アイディアに意識がいっているということです。逆に日本人はというと、外国語を話すときに発音を気にしすぎている気がします。

 

知っている方も多いかと思いますが、数年前にクリスティアーノ・ロナウドが来日した際のイベントで、小学生が拙いポルトガル語ロナウドに質問した際、記者から笑い声が起こったことについてロナウドはなぜ笑ってるんだい?と言った出来事がありました。

 

この出来事は僕が今日言いたいことをそのまま象徴していると思っています。というのは、日本人は発音に、外国人はアイディア、意見に目が向いているなということです。この映像は日本人と外国人の価値観の違いを表す良い映像だと勝手に思っています。

 

こうした環境ではYESなのかNOなのかというはっきりとした受け答えが大切になります。実際、曖昧な返事をしてしまったがために、ちゃんと聞いてる?と聞かれることが多々あります。日本では当たり障りのない返事をすることで危険を回避しようとしていた僕ですが、こちらに来てからは相槌にしてもリアクションを大きめにとるようにしています(笑)

 

当然、あまりに変なアクセントだと笑われることもありますが、海外はアイディア第一主義であると思います。

 

2.夏だけど湿度が低くて快適

 シリコンバレーは夏でも湿度が低くてとても過ごしやすいです。日差しが強いという難点はありますが、蒸し暑い日本に比べるとはるかに快適だと思います。こちらに来てから約10日が経ちましたが毎日が雲一つない快晴です。

 

一般的にシリコンバレーが現在のようにITの中心となった要因として、気候が挙げれますが、それがよくわかる気がします。これだけ快適だと日本では暑苦しい日はずっと室内にいた僕でもずっと外にいることができます(笑)

 

しかし、サンフランシスコを訪れる際に暖かい服装がいらないかと言われるとそうではないです。つい先日訪れたサンフランシスコの半島、港付近はとても寒かったです。聞けば、日中の平均気温が20度以下で夜になると霧が毎日のように出てくるようです。距離にして100㎞ほど離れている程度ですが、シリコンバレー付近での恰好のまま向かってしまった僕はあまりの寒さに風邪をひきました。

 

サンフランシスコ観光に来る予定の方は厚めの服も持参しましょう。

3.外国で暮らすためには宗教についての勉強が必須!?

 海外に関心がある方は宗教についての勉強が必須だと感じています。以前イギリスに語学留学していた際にも思ったのですが、海外では暮らしに宗教がとても絡んでいる印象があります。

 

シリコンバレーで出会ったドイツ人留学生の話ではドイツの大学では宗教の歴史についての授業が必修だそうです。またアメリカで出会った日本人ワーカーの話だと、来た当初は全く友達ができなかったけどキリスト教について勉強し始めたら友達が増えたということでした。

 

日本では無宗教が普通ですが、海外では普通ではないということ、宗教=怪しいという先入観が自分の中であった気がします。

 

これからの時代は移民が増えて、日本だってもしかしたら国際色豊かになるかもしれません。そうしたときに宗教についての知識を持っておくことは大切だと思います。

 

4.海外でキャッシュ(現金)は必要ない

 知る人ぞ知る話ではありますが、アメリカでは現金を使う機会がほぼありません。カード一枚があれば生活ができます。

 

中国人留学生の話では、中国ではQRコード決済が普及していてかれこれ3年ほど現金を利用したことがないということでした。去年訪れたイギリスでのバスでは現金では乗れず、それを知らなかった僕は大変焦った記憶があります(笑)観光で訪れたサンフランシスコでは路上パフォーマンスでチップではなく、ビットコインやVenmo(個人間送金アプリ)を募る人もいました。

 

日本も政府が2020年東京オリンピックに向けて、キャッシュレス化を進めているので近い将来にこうした世の中に変わっていくのではないでしょうか。

5.サッカーは国境を越えて人と人をつなげる

  見出しの字を読んで如くです。サッカーは国境を超えるスポーツであると僕は思っています。これまで数多くの東南アジアをはじめ、イギリス、スペイン、そしてアメリカを訪れましたがそこには必ずサッカーが好きな人がいました。

 

今回訪れているアメリカではアメフト、野球、バスケ、アイスホッケーが4大スポーツと呼ばれているため、あまり期待していませんでした。しかし、ここで出会った人に自分がサッカーが好きなことを伝えると、自分もサッカーが好きだという人が何人もいてとてもうれしくなりました。

 

英語ネイティブならば仲良くなるのに時間はかからないかもしれません。でも僕のような純ジャパの方であれば、サッカーをはじめとするスポーツ、そして芸術などの言葉を必要としないツールに精通しておくと役にたつかもしれません。

まとめ

 ここに記したこと以外にもまだまだ気づいたことはたくさんあるのですが、今日はここまでにします。日本での普通が海外では普通ではないと知ること。それこそが僕にとっての海外滞在の醍醐味の一つです。

シリコンバレーでのイベントやインタビューもしていくので、随時更新していきます。

 

武内樹 tatsutatsu2107@gmail.com